宿題忘れが続き、その生徒を呼び出した際、要領をかましてとりあえず提出するという気持ちで取り組むことがあります。
しかし、彼の面白いところは、サボり癖があり宿題をしょっちゅう忘れ、しょっちゅう呼び出されるのですが、呼び出された時は要領をかますことはせず、
馬鹿正直なほどに丁寧に取り組むのです。また、部活で忙しい時などは、英語の練習帳や二百字帳の書き方が雑になっている生徒が多いのですが、彼はまたこのような時も馬鹿正直を発揮し、「先生、今日の英語の練習帳、手抜きやねん。だから今日は提出できへんから来週まとめて提出するわ。」など申告してきます。
馬鹿正直と言いましたが、こんな正直な子は本当に珍しいです。しかも、サバり癖がある正直者はもっともっと珍しいです。
彼との付き合は長く、彼の面白いところを挙げればきりがありません。いつまでも、その馬鹿正直を忘れないでいてくれたらなと思います。